もうじきクリスマスですね。

 この時期になるといつも読む本がありそます。それがこのクリスマスボックス3部作です。

「クリスマス・ボックス」

「天使がくれた時計」

「最後の手紙」

の順番になります。

 1995年に初版がでた本ですので、今からもう28年前の本になります。発売当時には話題になった本ですので、知っている人もいるかもしれません。

 クリスマスの物語もいろいろあります。人によって思い浮かべるものもいろいろありますよね。

「クリスマス・キャロル」しかり

「34丁目の奇跡」しかり。

 でも、私にとってクリスマスといえば、「クリスマス・ボックス」なんです。

 この時期がくると手にとって、少しずつ読みすすめます。毎年3部作全ては読めないので、何年かかけて最後まで読んで、また最初に戻る。繰り返し、繰り返し読んでいます。

 深い切なさが胸につきささる物語です。けれど、とても純粋で深い愛を感じます。

 装丁も美しく、見ているだけで幸せな気持ちになる本です。興味をもっていただけた方は、クリニックの本棚に置いてありますので、是非とも手にとっていただいて、ページを開いてみてください。

 雪の舞うソルトレークシティに建つ天使の像が、きっと心に残り、毎年読みたくなるはずです。

 

 幼い娘は世界を止めてわたしを待っていてはくれない。

ナタリー・マーチャント

(クリスマス・ボックス序文より)