こんにちは。はたのクリニック院長の波多野です。
風邪や扁桃炎の方に診察でもお伝えしていることですが、どうしても体調がよくない状態で聞いていると、話を覚えていられない…それどころではない…という方もいらっしゃるかと思いますので、ブログでも治療のアドバイスを記載できればと思います。
基本的な治療方針について
お薬もお出ししますが、基本はご自身の免疫で治す…というのが重要です。
そのためには、水分・栄養・休息を意識しましょう。
水分補給について
高熱になると、汗をかき水分不足に陥りがちです。脱水状態にならないように、しっかりと水分補給をしましょう。
汗をかいていると、電解質が身体から失われていきます。
スポーツドリンクなど、塩分が入っているものがおすすめです。
栄養について
体力をつけるためにも、栄養を摂ることが大事です。のどが痛い・食欲がない場合は、「 inゼリー(ウイダーinゼリー)」のようなゼリー飲料も良いです。
※「カロリーを摂る」ことが重要です。ゼリー飲料であれば、青い”エネルギー”タイプのものが良いでしょう。
のどが痛い場合は、解熱鎮痛剤を飲んで効果がある最中に食事ができると良いです。
お薬の使い方について
発熱というのは、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物(病原体)を排除するために免疫細胞を活性化させるという、体の免疫反応として起こるものです。
そのため、むやみやたらに解熱鎮痛剤(カロナールやロキソニンなど)を使う、というものではありません。
ただし、熱が出ていると体力も消耗したり、身体がしんどくて休めない、ということもあります。
無理をせずに解熱鎮痛剤を使用するようにしてください。
休息を取るために使用したり、先述のように食事をするために、上手く使いましょう。
なお、食事や水分も全く取れない、熱が41℃を超えてくる、といった場合は、
点滴治療をしたり場合によっては入院による治療、あまりにむ高熱の場合は大きな病院での精査が必要な場合もありますので、医療機関に相談しましょう。